山形の豊かな風土が育む、
日本酒の逸品

東北・山形県は、50を超える酒蔵が点在する日本有数の酒どころ。
その山形県東根市で、山形県産米に徹底的にこだわり、"旨い酒"を実直に醸し続ける酒蔵があります。

創業1972年、純粋醗酵をテーマに掲げる「六歌仙」。
雄大な奥羽山脈を背景に佇むこの酒蔵で生まれる日本酒は、県内はもちろん全国から熱い支持を集めています。

今回は、六歌仙の歴史と酒造りのこだわり、そして代表銘柄『山法師』の魅力に迫ります。
山形の風土が育んだ、極上の味わいをご紹介しましょう。

六歌仙の歴史

六歌仙の始まりと誇り

六歌仙の前身となる山形銘醸株式会社が創業したのは1972年、当時北村山地区に点在していた5つの酒蔵が集結し酒造会社が設立されました。

当時誕生した6つ目のブランドとなる『みちのく六歌仙』は後の酒蔵の名称にもなっています。平安の代表的な歌人『六歌仙』にちなんだもので、彼らが詠む和歌のように人々の心にやさしく響き渡る味わいを届けたいといった思いから誕生した日本酒です。

設立から20年後の1992年に社名を株式会社六歌仙に変更。この年より、酒蔵「六歌仙」としての歩みが始まります。

六歌仙は、山形県産の米を使って酒を醸すこと、蔵人の感性を最大限活かした酒造りをすることを大切にする酒蔵です。

山形の自然が育む恵みと微生物との対話、そして人間の感性を活かした『和醸良酒』という概念のもと、飲んだ人々を幸せにするための酒造りを今も続けています。

革新を続ける酒蔵

全国新酒鑑評会やワイングラスでおいしい日本酒アワード、インターナショナルワインチャレンジなど有名コンテストで数多くの受賞歴がある六歌仙。

しかし、その評価に甘んじることなく、常に時代に合わせた日本酒への挑戦を続けているのも六歌仙の特徴でしょう。

近代的な設備と若い感覚を大切にする六歌仙は、自らをお酒のデパートと称するほど多種多様な酒を造ります。

日本酒だけでなく、さくらんぼなど地元のフルーツを利用したリキュールやノンアルコール甘酒の製造。

スパークリングサケ『Hitotoki』を日本酒への入り口と位置づけるため開発するなど、新たな日本酒ファン開拓への努力も惜しみなく続けています。

六歌仙の酒造り

原料米へのこだわり

六歌仙は、山形県産米にこだわります。原料米の98%は山形県産米を使用しており、出羽燦々や美山錦、出羽の里、雪女神、はえぬき、つや姫など山形県が誇る品種を主原料としているところが特徴です。

また、仕入れた米は選粒、異物除去され玄米タンクへ。

普通酒用白米で20時間弱、60%精米で30時間以上、さらに40%精米で72時間以上、精米機を止めずじっくりと精米するこだわりよう。

さらに原料米を生かすために洗米浸漬には限定吸水による浸漬を採用するなど、雑味のない美しく、米の旨さを感じるための酒造りを実直に続けています。

“山形でしか生み出せない酒”こそ、六歌仙の酒造りの魅力です。

純粋醗酵

六歌仙は、「純粋醗酵」をテーマに掲げる酒蔵です。

酒造りの中でも重要な酒母は全て速醸酒母を使用。協会7号系、協会9号系、山形酵母を主軸に、すべて泡あり酵母を使用するこだわりようです。

温度変化が著しい酒母を徹底した管理のもとでより強い酵母へと育成、その期間もタンク内の泡に気を使う繊細な作業を15日間も続けます。

また酒造りの8割を決めるという麹づくりも徹底してこだわるほか、日本酒の伝統的技法「三段仕込」へのこだわり、ヤブタ式(圧搾機)と袋取りといった2通りの搾りでより高い品質を目指すなど、一切手を抜かないその酒造りの工程も六歌仙が高く評価されている秘訣でしょう。

山法師のご紹介

六歌仙では、酒蔵の名を冠した『六歌仙』をはじめさまざまな銘柄がリリースされています。

その中でも特に人気の高い銘柄『山法師』から、おすすめを紹介していきます。

山法師 純米 超辛口 原酒 生酒

山法師 純米 超辛口 原酒 生酒

出羽の里を原料米としてつくられた超辛口タイプの日本酒です。

日本酒度は+14と通好み、原酒だからこそ楽しめる骨格のある酒質と米の柔らかな旨味を堪能できる一本に仕上げられています。

かつおやまぐろなど赤みのお魚の刺身、こってりした煮付け、濃厚な味噌仕込みの煮付けなど力強い料理との相性が抜群です。

ブルーチーズなど、独特の風味を持つ食材とも合わせてみてください。

山法師 純米吟醸 あらばしり 生酒

山法師 純米吟醸 あらばしり 生酒

独特の風味を楽しめるおすすめの一本です。

搾りたての最初に出てくる酒=あらばしりを贅沢に詰め込んでいます。

精米歩合は60%で香り高く、さらにうすにごりの旨味をしっかりと感じさせる魅力溢れる飲み口です。

微発泡の爽快感も魅力。

天ぷら、昆布締めのお刺身、豚の角煮など旨味と甘みを感じさせる料理との相性が良好です。

ぜひ、冷酒で楽しんでみてください。

山法師 純米吟醸 出羽燦々

山法師 純米吟醸 出羽燦々

その名の通り山形県産出羽燦々を贅沢に使用したこだわりの純米吟醸です。

純米吟醸酒ならではのフルーティーな香りと米の旨みを感じるバランスの良い酒質で、優しい甘みとソフトな味わいが特徴。

後味が軽快ながらコクがしっかりと感じられる、万能タイプの日本酒です。

出汁の風味がしっかりと味わえるしんじょう、きのこの炊き込みご飯、白身のお刺身、鶏肉の照り焼きなど、優しい甘みがマッチする食事と合わせてみてください。

山法師 純米 爆雷辛口 原酒 生酒

山法師 純米 爆雷辛口 原酒 生酒

一度耳にしたら忘れられないインパクトを放つ、『山法師 純米 爆雷辛口 原酒 生酒』。

山形県産出羽の里100%の原酒生酒で、パワフルな辛口を楽しめる一本です。

日本酒度は+28と辛口ながら精米歩合は70%でフルーティー。

グレープフルーツを思わせる香りときりっとした米の旨み、その後に広がる超辛口な切れ味の良さはほかにはない味わいです。

こってりした味付けの和食だけでなく、脂身が豊富な牛ステーキやジビエ、濃厚な塩辛、ブルーチーズ、ウォッシュチーズなどと合わせて楽しんでみてください。

おすすめの飲み方

六歌仙は、山形県産米にこだわる酒蔵で、米の旨みと繊細でクリーンな酒質にこだわる酒造りを続けています。

『山法師』も米の旨みを感じる酒で、辛口タイプも多いため冷酒や常温で楽しんでみると良いでしょう。

さらに精米歩合の高いフルーティーなタイプの純米吟醸も多く、ワイングラスで香りをしっかりと楽しみながら飲んでいただくのもおすすめ。

原酒など力強い辛口タイプは味噌や醤油をたっぷり使ったこってり料理、香り高く柔らかな酒質のものは優しい出汁の風味が感じられる料理など、日本酒の特徴に合わせたフードペアリングを楽しんでみてください。

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